

オーストラリア株式市場は金曜日に恐怖の一週間を終えた。取引では8%超下落し、証券取引所の株式価値から1,060億ドルを消し去った。先週金曜日のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は午後の取引において、オーストラリア証券取引所200銘柄の一日あたりの損失として最大となる360.2ポイント下落し、3,960.7へ落ち込んだ。そして全株価指数は1987年の大暴落以来の最悪の展開を迎え、8.2%・351.9ポイント下落し3,939.4となった。オーストラリア証券取引所200銘柄はこの週に約16%下落した。これは、2001年9月11日同時多発テロ攻撃後の週に記録した下落の約3倍にあたる。
昨夜のウォール街では、信用危機の悪循環が米国経済を不況へ引きずり込むのではないかという恐れが高まり、5%超の下落で取引を終えた。国際的な金融危機が深まるなか、オーストラリア準備銀行は予測されていた率の2倍となる1%の金利引き下げを行った。
ウォール街での昨夜の暴落を受けて、今朝の株式市場は取引開始数分後に3%急落した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は、148.5ポイント・3.3%も下落し、取引開始時4,391.9であった。