

鉱業部門における回復を受け、金曜日のオーストラリア株式市場は値を上げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は21.4ポイント・0.61%上昇の3,550.9、全株価指数は18.1ポイント・0.52%上昇の3,494.9ポイントであった。報告期において経済にある程度の明確性が現れるまで市場は不安定な状態が続く可能性がある、とアナリストたちは予測している。明日のオバマ氏の就任が、市場における信頼感を後押しする今週の注目事項になるものと見られている。
新たなマイナスの経済データにより、昨夜の米国株式は下落した。11月の新築・中古住宅の販売は低下し、価格も下落した。これは低調な株式市場と急速に悪化する経済により、消費者たちが市場から追いやられてしまったことによる。
自動車産業への米国政府の救済計画に対し市場が確信を持てず、金曜日のウォール街は入り混じった状態で取引を終えた。米国政府が自動車メーカーに対し174億ドルの救済を実施する予定であると発表した後S&P 500とナスダックは上昇したが、石油価格の下落によりエネルギー株が値を下げたことからダウは下落となった。 General Motors と Chrysler による早期適用が見込まれる政府の緊急融資や、さらなる雇用創出が期待される Barack Obama 次期大統領の拡大経済刺激策に対し、市場の注目が集まるものと見られている。
連邦準備金制度による驚くべき金利引下げが回復を後押ししたあと、投資家たちが経済界の諸問題に再び目を向けたため、昨夜の米国株式は値を下げて取引を終了した。
米国議会において民主党と共和党が米国自動車メーカー救済策について引き続き合意に達することができず、昨夜の米国株式は変動の激しい取引の中、値を上げて取引を終了した。
General Electric が予測よりも好調な更新情報を報告し、投資家たちが政府の自動車メーカーに対する救済に希望を抱く等、いくつかの良い知らせにより昨夜の米国株式は反発した。
新しい大統領により国際金融危機の打開策が見えるかも知れないという希望とともに投資家を含めた投票が進むなか、昨夜のウォール街では回復が見られた。
連邦準備制度会長が経済救済のための政府からの更なる支援を支持し、金融市場の状況が回復の兆候を見せたため、昨夜の米国株式は反発し、一次産品は上昇した。
オーストラリア株式市場は昨日、1975年以来最高の2日間での上昇のなか約4%高で取引を終え、全株価指数に登録されている株式価値に420億ドルを追加した。信用が支えられたことにより、投資家たちが採掘業・銀行の大企業へ一斉に戻り、2日間での回復を合計9%へと押し上げた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は154.5ポイント・3.7%上昇し4,335.2、全株価指数は169.6ポイント・4.09%上昇し4,311.5であった。